Shuttle ST20G5 で Fedora Core 4を動かそう:11

さて、前回ATIドライバーをインストールして意気揚々

yum update kernel

までやってみました。




「I cannot start X server(your graphical interface)・・・」

ゴメンナサイ、カンベンシテクダサイ。

さてさて困りましたね・・・・。

しかし、1つ進展もありました。
起動カーネルをkernel2.6.11-1にするとx serverも起動してGNOME環境で扱えます。

さて・・・・・・
ここままではしょーが無いので、ためしに以下のことをやってみました。

atiインストーラーをkernel2.6.15-1で実行してみました。

[Message] Kernel Module : Trying to install a precompiled kernel module.
[Message] : Precompiled kernel module verion mismatched.
[Error] Kernel Module : No kernel module build environment – please consult me.

だそうです。
「要はバージョンが合ってないから入れられないよ!」
とのことです。

弱りましたね^^;
この時点で思考フリーズしそうになります。

さて 色々調査を続けると、
http://rpm.livna.org/fedora/4/i386/RPMS.lvn/
http://rpm.livna.org/fedora/4/i386/SRPMS.lvn/
に、Fedora Core 用にカスタマイズされた RPM SRPMがあるようです。

早速ダウンロードして保存。
rpmの方は依存などあって巧くインストールまでこぎつけませんでした^^;

そこで SRPMからインストールを試みてみます。
 ati-fglrx-8.22.5.1-0.lvn.1.4.src.rpm
をダウンロードして保存。

 rpmbuild –rebuild ati-fglrx-8.22.5.1-0.lvn.1.4.src.rpm –target i686
 (ターゲットのi686が重要です、依存するモジュールがi686の物がインストールされているはずですので注意が必要です)

としたのですが、以下の依存ファイルが必要な事が判明。
 yum install -y compat-libstdc++33
 yum install -y qt-devel
 yum install -y kernel-devel
と3つインストールしておきましょう。

この上で上記コマンドを実行すると
 /usr/src/redhat/RPMS/i686の下に
  ati-fglrx-8.22.5.1-0.lvn.1.4.i686.rpm
  ati-fglrx-devel-8.22.5.1-0.lvn.1.4.i686.rpm
  kernel-module-fglrx-2.6.15-1.1831_FC4-8.22.5.1-0.lvn.1.4.i686.rpm
と3つのrpmが生成されます。

生成された3つモジュールを
 cd /usr/src/redhat/RPMS/i686
 rpm -ivh *fglrx*
として3つ同時にインストールしてください。

(この際エラーが出るようでしたら、
 カーネルアップデート前のインストール物を削除するか、
 再インストールして各インストール・モジュールダウンロード後に
 カーネルアップデートし、その後実行してみると良いでしょう)

そして仕上げに
 /usr/X11R6/bin/aticonfig –initial
として準備完了!のはずです・・・・

追記:
 上記のような手順を踏まなくてもできました。
 livna.orgは準公式リポジトリと呼ばれる部類にあります。
 そこで、リポジトリ登録してyumからインストールできてしまうんですね^^;

 やり方は簡単です、livna.orgのページからconfigurationのページにあるとおりに実行すればOkです。
 1.rpm –import http://rpm.livna.org/RPM-LIVNA-GPG-KEY
 2.rpm -ivh http://rpm.livna.org/livna-release4.rpm

 とするだけでリポジトリに登録されます。

 その後は、
yum install ati-fglrx
yum install kernel-module-fglrx-2.6.16-1.2069_FC4
  (バージョンは、gurb.confを参考にすると良いです)
で依存モジュール含めてインストールできます。

 aticonfig –initial を実行すれば設定完了です。

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